東日本を襲った震災から10年。
(一社)日本橋浜町エリアマネジメントは、東京を舞台とした新しいかたちのマナー向上プロジェクトを推進する(一社)Tokyo Good Manners Project(以下TGMP)とともに、「震災時の助け合い=共助」をテーマにした『日本橋浜町 おもいやり防災新聞』を3月11日に朝日新聞で配布しました。
発行に至った経緯
TGMPは「マナー=思いやりで心地よい居場所づくりを目指すこと」を目標に、ここ日本橋浜町で”福ごはんプロジェクト”をはじめ、様々な施策・イベントを行ってきた組織。
今回は東日本大震災から10年を迎えるタイミングで、「これからの防災時に重要とされる『共助』の大切さを伝えたい」「東京の中でも特に防災意識が高い浜町で配布したい」とお声がけいただき、企画をご一緒することになりました。
▽こちらから企画の目的をご覧いただけます
「防災おもいやり新聞」プレスリリース
皆さまからメッセージを募集し巨大新聞を作成
浜町おもいやり新聞の発行にあたりまず行ったのは、浜町界隈の住民やワーカーの皆さまから「たすけあい宣言メッセージ」を集めること。「もしものときに自分が力になれることは何か?」「災害時に助け合えるために今からできることはあるか?」を皆さまに考えていただき、チラシやWEBページを使用し公募しました。
最終的には255名の方から心温まるメッセージが寄せられました。ここで一部ですが、メッセージをご紹介します。
遊びを考えるのが得意なので、小さな子どもたちの相手を引き受けます!(優汰さん/有馬小学校)
消防団はみんなの味方です!力を貸してほしい人、誰かの力になりたい人、お気軽にお声がけください!(関根さん/日本橋消防団 第5分団)
特技はないですが、雑用や力仕事はできます!自分にできることを率先して見つけていきたいです(匿名希望/不動産業)
阪神大震災の時に災害時保育に行った経験を生かしたいです(桜井さん/ライフスタイルショップKEYUCA)
また、浜町にある企業・店舗からもメッセージが。
もしもの時の野菜不足には、手軽に野菜が摂れる野菜飲料で可能な限り貢献します!(カゴメ株式会社)
もしもの時は、お菓子の提供など、まちの皆さんの笑顔に繋がることをしたいと考えています(株式会社ギンビス)
大震災は記憶に深く刻まれています。微力ながら地域の安心安全を担わせて頂きます(HAMACHO HOTEL)
チョコレートで癒しと安らぎのひと時をお届けいたします(nel craft chocolate tokyo)
ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございます!
裏面では江戸浮世絵をモチーフにした「おもひやり防災十二景」を掲載。「備えの項」「避難の項」「避難暮らしコロナ対策の項」と具体的な防災アクションを紹介しています。
浜町界隈の全6箇所の施設に掲出
街ぐるみで共助の輪を広げる防災アクションとして、日本橋浜町を街ゆく人にもご覧いただけるよう、浜町界隈の全6ヵ所の施設にも掲出いたしました。
<掲出場所一覧>
中央区総合スポーツセンター
明治座
Hama House
トルナーレ日本橋浜町
日本橋浜町Fタワー
日本橋安田スカイゲート
今回の防災アクションをきっかけに日本橋浜町で共助の輪が広がり、もしものときに助け合える関係づくりを推進、形成できるよう、(一社)日本橋浜町エリアマネジメントは今後も防災に関する取り組みを続けてまいります。活動に興味のある個人の方、企業の方は事務局までお気軽にお問い合わせください。
■ 「日本橋浜町おもいやり新聞」概要
・内容:
<表面>浜町界隈の住民、就業者様255名からの「たすけあい宣言メッセージ」(街のみんなで共助の意思表明をする防災アクション)
<裏面>「おもひやり防災十二景」(備え・避難・避難暮らしコロナ対策に関する防災アクション)
・配布日:2021年3月11日(東日本大震災から10年)
・配布先:日本橋浜町エリア
・媒体:朝日新聞
・主催:一般社団法人Tokyo Good Manners Project・一般社団法人日本橋浜町エリアマネジメント
■(一社)Tokyo Good Manners Projectとは
2016年9月にスタートした、国際都市・東京を舞台とした新しいかたちのマナー向上プロジェクト。過去には日本橋浜町を中心としたフードロス削減プロジェクト、戸越銀座での食べ歩きや喫煙のマナーアップ活動などを実施してきました。TGMPは東京で暮らす一人ひとりが自分たちのグッドマナーに誇りを持ち、東京を訪れる世界中の人々に文化としてのグッドマナーを楽しんでもらうために“TOKYO GOOD“というコンセプトを掲げ、さまざまなアクションを行っています。
URL:https://goodmanners.tokyo/